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~“好き”という言葉では表せない、強い〇〇愛を持つ人~\ラボQ&A/「アンバサダー」とは?(第7回 知久さん) 

こんにちは、村井です。
\ラボQ&A/「アンバサダー」とは? 第7回をお届けします。

AMN社員インタビュー \ラボQ&A/とは? 

 
入社13年目の私が「アンバサダーマーケティング」について社内外から聞かれ続けてきた質問や他の誰かに聞いてみたいことを質問していくインタビュー企画。登場するメンバーの選出は、インタビュイーからの紹介バトン方式です。
 
本企画実施に至った経緯+前回までの様子については以下をご覧ください。
 
▼\ラボQ&A/初回

 
▼\ラボQ&A/マガジン

 
 現在進行形の質問は、「アンバサダーとは?」。
前回登場した佐野さんからの紹介バトンをつなぎます。


第7回はソーシャルメディアスペシャリスト部 知久さん


今回登場するのは、SS(ソーシャルメディアスペシャリスト)部の知久(ちく)さんです。
知久さんは、ざっくり、こんな方。

AMN入社: 2022年1月 
 
主な業務: SNSアカウントの運用、アクティブアプローチ、SNS広告の出稿・運用管理など。主に、SNSを通じた企業やブランドのコミュニケーション支援・コンサルティングを担当。
 
マイアンバサダー: KinKi Kids。ファン歴は25年で、剛君寄りの箱推し。他には、フィギュアスケート/アイスショー、スイーツも大好物。
去年くらいからStray Kidsが気になり始めました。
 
※「マイアンバサダー」というのはAMNの社内用語/造語で、社員一人一人がアンバサダーを自負する、興味・関心・愛情を注ぐ対象のこと
 
モットー:何事も焦らずに、仏のような気持ちで過ごす。
楽しく過ごしたいので、心身ともに常にフラットな気持ちでいられるように心掛けています。

AMN社内ではかなり有名な“KinKi Kidsファン”の知久さん。
現在400以上あるという楽曲の中で、知久さんが大好きなおすすめの曲を聞いてみると、「とても1曲には絞れないから」と

1 青の時代
2 ボクの背中には羽根がある
3 to Heart 
4 まだ涙にならない悲しみが
5 Time


この5曲を挙げて、
「今のは全部シングルで、アルバムの曲だと…」
とものすごい勢いで即答してくれました。
※名曲「硝子の少年」は殿堂入りとのことです。
 
また、インタビューをはじめる前には、
「今日はこんなものを用意してみたんですよ~」
と愛用のグッズも見せてくれました。

持つと自然と踊ってしまう、というペンライト
愛用中だという、“KinKi Kids”の名前入りうちわ

今回は、そんな自分自身が生粋の「KinKi Kidsファン」であり、「KinKi Kidsアンバサダー」であると自負する知久さんにお話を聞きました。

知久さんにとってのアンバサダーは「“好き”という言葉では表せない、強い〇〇愛を持つ人」


※このインタビューはオンラインで実施しました
(以下 知久さん=C、村井=M)
 
M:いやぁ~。知久さん、のっけから色々とありがとうございます!
早速ですが、知久さんは「アンバサダー」はどんな人のことだと思いますか。会社のアンバサダーの定義はいったんどこかに置いておいて、知久さんにとっての「アンバサダーとは?」を教えて下さい。
 
C:そうですねぇ…。自分自身に置き換えて、KinKi Kidsのことを考えてみると“好き”という言葉では表せない愛情を持つ人、ですね。
 
“好き”なんですけど、“好き”以上の何か。
‟好き“という言葉では括れない感情、愛なんですよね。
母のような気持ちになることもあるんです。
例えば、年齢的にも彼らが自分の子供というのはありえないことなんですけど、TV番組をみると、
「うちの子たち今日も元気でよかった~」とか
「今日もよくできたね~(歌えたね~)」と褒めたくなったり。
 
M:推しに対して「うちの子」って言っちゃうの、わかる!
 
C:(大きく頷いて)母目線なんですよ。その瞬間を全て捧げられる愛を持つ。自動的に、身体も反応してしまう。
 
M:それはもう「空気」みたいな。「ないと困る」状態ですかね。
 
C:完全にそうですね。いないと困ります!
好きすぎて、おそらくは“好き”以上の何かになってしまっている。
「今日も二人が元気でいてくれさえすればいい」と、本当に、母親が自分の子供に思うような感情なのかと思います。
 
M:なるほど。KinKi Kidsは「アーティスト」ですけど、商品やサービスに置き換えると、「ずっと、なくならないでほしい」という感情に近いんですかね。
 
C:ですね。究極を言うと、「自分のためだけでもいいから生産してほしい」という気持ちじゃないでしょうか。
別に、他の誰がそれを嫌いと言おうと、私は好き。…それが何か?位のレベルですね。
 
M:強い気持ち。〇〇愛、ですね。
 
C:ですね。あなたがハッピーなら、わたしもハッピーみたいな思いもあります。
(話はKinKi Kidsに戻りますけど)ファンはみんなそうなのかもしれないです。KinKi Kidsを25年という長い間応援し続けているので、そうなってきた。落ち着いてきた、と言うか。
 
ライブやコンサートに行けば、もちろん「わぁー」「きゃー」「やっぱりKinKi Kids好きになってよかった」となるんですけど、他のところではもう母です。
逆に、TVは推しの近況を知るためのツールになっています。
 
M:KinKi Kidsへの気持ちを再確認するライブと二人の近況を確認するTV…使い分けが明確ですね。面白い。
ちなみに、知久さんと一緒に応援しているファンの方々ってどんな人たちですか。
 
C:みんな似ていると思いますね。
グループによってファンの呼び名があると思うんですけど、KinKi Kidsのファンは「図書委員」と呼ばれているんですよ。
 
M:図書委員⁉ 初耳です!
 
C:「図書委員」って、何となく静かで落ち着いている人がなるイメージがあるじゃないですか。
他のジャニーズの方のファンに比べると、KinKi Kidsのファンって昔から静かなので「図書委員」と呼ばれているんです。
 
M:自分たちのことを「図書委員」と呼ぶんですか?
 
C:ええ。いつからかはわからないんですが、剛君がポロリと言った「図書委員」というワードが定着して。ファンにとってもそれが当たり前になりました。全く抵抗はなくて、むしろ誇りに思っています。
「図書委員」は、マナーが良いとか、ポジティブな表現なんです。
 
あと、応援友達で言うと、私以上にお母さんになっちゃっている子もいますね。KinKi Kidsの情報を得ただけでハッピーになっちゃうような子とか(笑)。
 
M:図書委員のお友達から、何か影響を受けたことってありますか?
 
C:聖地巡りですね!
デビュー記者会見の場所(豊川稲荷)とか、ドラマのロケ地とか。
聖地巡りをするファンって結構いるんですけど、私自身はちょっと恥ずかしさもあって「まぁ、自分はいいかな」みたいな感じだったんです。
 
でも、実際に友達と一緒に行ってみたら
「ここの席に座っていたよね!」
「あのシーンと同じ角度で写真撮ろうか♪」
って、すごく楽しい!!
それまでとは別の楽しさを知ることができたんです。

豊川稲荷にある、二人の提灯

 
あ、みんな、ソーシャル上でできた友達なんですよね。
ライブは学生時代の友人と行くんですけど、その子は「(行くのは)1公演で良い」と言っていて、私は全公演行きたかったりする。
そうなると、一緒に同行してくれる人をソーシャルで探したりして、友達になるんです。
 
M:ソーシャルと言うと?
 
C:一番最初に出会った友人は、大学時代のmixiコミュニティから続いています。Twitterだと、関西在住の子ともつながりがあります。
 
M:mixiとか…懐かしい!
 
C:私達って、「図書委員」のせいか、SNSでのやりとりがすごく丁寧なんです。だから初対面の人でも安心して一緒に行きましょう、と言えたりするんですよ。
 
M:「図書委員」ならではの、ファン気質ですね!
 
C:はい。
「『図書委員』、つまり『KinKi Kidsのファン』はマナーが良くて…」と言われるのって、アーティストにとっても良いことじゃないですか。
 
例えば、剛君が京都の平安神宮でソロライブをしているんですが、ライブ後の会場にゴミがないんだそうです。
 
M:ライブとかだと、何かと散らかったりしそうですよね。
 
C:はい。でも、(ファンがゴミを持ち帰ったりするので)散らかっていないんです。
そういうのも、あの神聖な場所で剛君が10年も続けてライブができるひとつの要因なのかなぁと思ったり…。
 こういうことが、私たちが彼らに返せる唯一のことなので、本人たちに伝わる可能性があるのであれば、私たちもしっかりしなければいけないとは思っています。
 
M:ファンからの恩返し的な…?
 
C:だって、私達、彼らから、もらうものが多いじゃないですか。
元気だったり、幸せだったり、笑顔になれたり…。
 ただ、私達から返せるものって、「CDを買う」みたいなこと、で。
でも、それってなんか生々しいじゃないですか(笑)。
 だから、そういうことを考えると、コンサートに行ったらゴミをもって帰ろうとかは注意しますね。
 
M:なるほど。ファンのマナーが良いのって素敵なことですね!
 
C:そう言っていただけると嬉しいです。
我々「図書委員」としては、また頑張ろうという気持ちになります!
 
M:ええと。先程、「図書委員」の友達の影響で聖地巡りをするようになったという話を聞きましたが、知久さんが誰かのアンバサダーになったというエピソードがあれば教えて下さい。
 
C:やっぱり、KinKi Kidsの話をしていると「1回ライブに行ってみたい」と言ってくれる人は結構いるんですよ。
大学時代の友達もそれがきっかけで、
「予定が合えば、私もそれ行きたい!」
と自分から言ってくれるようになりましたね。
 
楽曲のおすすめをして、色々と聴いてみたら好きになったというので、一緒にコンサートに行った子もいます。
 
M:そういえば、KinKi Kidsを嫌いって話を聞いたことがないかも…。
そういう意味では、お誘いしやすいというのもあるかもしれませんね。
 周囲の人にKinKi Kidsの何かをおすすめする時には、どんな感じで話をしていますか?
 
C:多分、いつのまにか…。
好きだから、自然と出ちゃうんですよね(笑)。
 
M:無意識に…(笑)。
 
C:あはははは…(笑)
「いやさぁ、この間KinKi Kidsのライブにいってさぁ~…」
なんていう話はしょっちゅうしているので、日常会話の延長線上でおすすめしちゃっている感じですかね(笑)。
 
ただ、話をする中で、「こういう素敵な楽曲があってね」とか「この曲を聴いてみてほしい」とかは言いますね。
 
M:確かに、知久さんって、結構「この番組」とか「この曲」とか具体的にエピソードを交えて語ってくれますよね。(私もインタビューの数日前にとあるミュージックビデオをおすすめしてもらっていました)
 
C:あはははは…(笑)!
 
M:さっき、(知久さんの)おすすめの曲は聞きましたけど、おすすめのTV番組はありますか?
 
C:「KinKi Kidsのブンブブーン!」ですね。

毎週土曜日の11時からやっている番組で、これを見ると剛君らしさ・光一君らしさを堪能できます。
 
M:知久さんの思う、「KinKi Kidsらしさ」はどういうものですか?
 
C:「二人」であることですね。三人だとKinKi Kidsじゃない。
あの「二人」だからこその、KinKi Kidsなんです。
本当に、「二人」をそれぞれ見ていると、性格も趣味も方向性も絶対違うよね!って思うんですけど、「二人」が合わさった時の“不思議”があって、それがらしさだと感じています。
 
M:「二人」の“不思議”?
 
C:そう、“不思議”なんです。
「二人」になったとたんに、ひとつになるんです!!
 
KinKi Kids は10代の頃から「二人」で一生懸命色々なことをやってきたのでそれが自然になったのかもしれないですが、本当に奇跡が重なっているじゃないですか。
堂本が「二人」が揃っていて、関西出身で、たまたま同じ時期にジャニーさんに声を掛けてもらって、とか。あわさるべき「二人」があわさった。
なぜだかわからないままですが、そこが“不思議”で魅力的なんです。
 
歌を聞いていても、声の重なりに違和感がないんですよね。すっと耳に入ってきちゃう。もう、“不思議”の塊です。
 
M:では、この番組を見れば、その“不思議”の塊を楽しめちゃうんですね。
 
C:ですです!仲が良くて、バランスのとれた「二人」だなってことを感じてもらえると思います!
 
M:ありがとうございます。
最後に、今年はKinKi Kidsが25周年ということですが、KinKi Kidsは好きだけど沼ほどではない…という方にメッセージがあればどうぞ!
 
C:はい。今年は25周年という節目の年で、改めてKinKi Kidsを知る特集が組まれていたりしますので、まずはそれを「入り口」にしてほしいです。

 それから、(山下達郎氏プロデュースの)「硝子の少年」でデビューした彼らが、このタイミングでまた山下達郎さんに楽曲を作っていただいています。

 
この曲のMVに登場しているリボンは「ファン」を意味していて、「ファンと共にいること」を表現しているそうなんです。
「こういう想いがこめられているんだな」とか、彼らを知ることにつながると思うので、ぜひ一度作品に触れてみていただきたい!!
 
とにかく、まずは、今の彼らを見て、今の彼らを知ってほしいです。
もしそれでハマれるようであれば、過去の二人もみてほしいですね。
 
M:「今」の彼らというのがポイントですね。
 
C:はい。二人にあまり興味のない方にKinKi Kidsについて話す時に、今の彼らを見せないと好きになってもらえないですし、前はどう?という話にもならないんですよね。
彼らはデビュー前からずーっとチャレンジし続けて現在に至っているので、今の彼らが一番カッコイイんです。
「今」の彼らを我々ファンも誇りに思っているので、ぜひ「今」の二人を見てほしいです!

 
M:知久さん、ありがとうございました!

感想雑記


 今回は知久さんにお話を伺いました。
気が付いたら内容がKinKi Kidsほぼ一色となりましたが、楽しんでいただけましたでしょうか。
 
私自身は(沼ほどではなく、手首ほどですが)KinKi Kidsが好きなので、不思議と親近感を持って話を楽しめましたし、知久さんとの普段の会話では聞けなかった「図書委員」などKinKi Kidsファンならではの話を聞くことができてとても新鮮でした。(グループを推すことを「箱推し」というのも教えてもらいました!)

誰かの“好き”に、ここまで深く耳を傾ける時間って、人生の中でそれほどない気がします。長く、深く聞くからこそ、聞けることもありますね。
 
「アンバサダー」の定義を研ぎ澄ますべく、探究しよう!とこのインタビューをはじめてみたのですが、自分以外の色々な人の「マイアンバサダー」をひたすら聞いていくインタビューとかも面白そう…と感じさせてくれる時間でした。
 
知久さん、ありがとうございました!
 
それでは、今日はこの辺で。
次回もお楽しみに!!
 
 
すべてのブランドに、アンバサダーを。

 

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