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アンバサダーは外に伝えたい、という気持ちが強い。

アンバサダーサミット2019 
アンバサダープログラム ディスカッション

アンバサダーサミットのレポートで前後になってしまったのですが、
サンリオの志賀さんとアイロボットの高川さんと弊社の樋元とのディスカッションのレポートを・・・!


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アンバサダープログラムとオウンドメディア

樋元)今回のセッションのテーマがアーンドメディア向けでクチコミ活用した事例、ということだがこの組み合わせは上にあるownedメディアとの相性も良い。例えば、アンバサダーを活用して掲載したり、公式のSNSからリアクションをしてあげたり。

そこで、活用されているお二方から、オウンドメディアへの活用に置いて、アンバサダーとロイヤルユーザーに違いはありますか?

志賀氏)
コアなファンとアンバサダーの違いは、さっきの話とかぶるところがある。コアなファンな人たちは自分と記録としてやっている人が多いので、外に向けて紹介したい、という気持ちがアンバサダーに比べて強くはない。
調べたところ、この定義をコアファンと名付けていいのかわからないが、アンバサダーに登録している人を見ると、例えば年パスを持っている人が半数にも充たなかった。」アンバサダーは3ヶ月に一回、半年に一回という頻度だったので、コアな人とは少し違うな、というのが正直なところ。アンバサダーは興味があって、行ってみたい、やってみたい、というライトな層がメインになるかな、と思う。

樋元)
年パス保有率を見るに当たって、コアファンが必ずしもアンバサダーではないということ?

志賀氏)
数字的にはそう見えた。

高川氏)
オーナーさんは実際に購入していて、メンテナンスサポートを受けるのが前提のかた。アンバサダーの人は買う、買わないは関係なく「いつか買いたい」と思っているかたもいらっしゃる。

アイロボットのことについて発信したい、と思ってくださっている人もいるので、そのかたもアンバサダーと呼んでいます。

樋元)
オウンドメディアで活用するにあたり、例えばアイロボットスタイル内で取材された時に、オーナーさんとアンバサダーの違いはあるのでしょうか?

高川氏)
通常のオーナーさんだと、発信への意識というのはアンバサダーよりかは低いかもしれない。アンバサダーというのは「誰かに伝えたい」「言いたいことがたくさん」という人。そういう人たちに「使ってみてどうですか?」と伺った時に意見が聞けるのはいいかな、と思う。

樋元)
オウンドメディア内で掲載する際に、許諾をとる必要があるのでそういう面で大変な部分もあるかもしれない。ですが、アンバサダーは意欲を伝えたい人が多いのでそう行ったハードルも低い。

高川氏)
言える機会があれば、ぜひ、という方が多いので。嬉しく思っている。

“アンバサダーとオウンドメディアを活用した効果について”

樋元)
これは質問として一番大きな課題としてあがっていた。アンバサダーとオウンドメディアを活用して何か効果が見えてきたか。
あと、期待できたことはあるか?2社とも、マイページをオウンドメディア内に入れて頂いて、それで何か発言の推移がみられた、など。

志賀氏)
マイページを入れた前後ではアンバサダーの方々がサンリオに推しキャラがいるんだ、という自覚をさせることができた。それによって、ピューロアンバサダーではどれだけ発言したかでレベルがあがっていくようになっているので発言数が増えてきた、というのはある。
自分たちにとっていいことは、発言数が増えるので「「このショーのここがいいんだ」「もっとここは変えたほうが良さそう」というリスニングの量が増えるので、傾聴の機会が自ずと増えることになっている。

樋元)
マイページでもインセンティブを何か提示している訳でもないのが、特徴でラブレベルがたまる設計になっている。

志賀氏)
それだけ好きなのであればこのくらい実施してくれるよね、という思いがこもっている。ラブレベルが増えても何が起こるかは決まっていないのに、増えていくことで「自分はこれだけやった」という認識をしてもらう。

高川氏)
自社メディアで自社コンテンツ、製品のことを説明すると、どうしてもメーカー目線になる。アンバサダーの声を活用すると、リアルな声を伝えられる、という面では効果があった。

製品の発表会の話などをさせてもらうのだが、実際に使ってみたい、と思う方がまだまだ足りないので、こういう声を入れていきたいな、と思っている。アンバサダーとのやりとりでこちら側から、「こういう記事を描いてください」とは促していない。我々が「どうですか?」と聞くと「ルンバはとっても綺麗にしてくれて、片付けも自然としたくなる」「ルンバがコケていても可愛いなと「思ってしまう」そういう自然な声が出てくるのはいいことだと思っている。


トリプルメディアとアンバサダーの今後の展望

樋元)
活用したことで見えてきたことがあれば教えてください。
アンバサダーが変わってきた、ファンが変わってきたなど。

志賀氏)
最初スタートした時はどうしてもジレンマはあった。
公式SNSでのリアクションを返すことはやっていない。けれど去年の夏くらいからの試みとして、アンバサダープログラムがスタートして2年半がたったが、リアクションを返すことを始めた。もちろん、全ての投稿に返す訳ではないが、アンバサダーの体験で「あ、この考えなかったな」遠いう新しい視点が入ったものなどに”いいね”を返し始めた。そうすると「公式さんからいいね返された」と、それをみた違う人が「もっと教えてあげよう」となって活性化された。

高川氏)
志賀さんと近しいこともやっているが、もっと活用していきたいな、というフェーズなので、次回に活かしていきたい。

樋元)
オウンドメディアでの活用でロイヤリティを高められるか?活用していて傾向はあったか?今後の展望はどう思うか?

志賀氏)
一方通行ではなく、一緒に共創していくことができればいいかな、と思っている。認められたアンバサダーがこの起点になると思っている。

高川氏)
先ほどの事例で、”メンテナンスのイベント”を紹介が、あったと思うが、アイロボットの商品は軍事製の高いものを家庭に適合させたものになるので耐久性が抜群にある。「もっともっと使い続けてください」というメーカーさんというのはなかなかいないと思う。先述した通り、知っているけど使っていない人が95%以上いらっしゃる。そういう人たちにルンバのことが伝わればいいな、と思っている。

樋元)
メーカーさんにとって長く使ってもらえる、というのは勧められることなのか?

高川氏)
個人的には長く使っていただきたいと思っている。1-2年使用された方で「購入して気に入ったので娘にプレゼントして、自分には新しいものを購入しました」ということも聞いて、こういうサイクルが回せればいいかな、と思う。基本的に掃除をしてくれるというのは変わらない、長く使ってあげてほしいと思う。

動画はこちらから↓

お二人とも有難うございました!!!

====本日の朝ドラ
なんだか物語が動いてきましたね〜 
貫地谷さんよきです(3日連続)

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