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~好きなように、自分の好きなことを叫んでいる人~\ラボQ&A/「アンバサダー」とは?(第9回 山口さん)  

こんにちは、村井です。
\ラボQ&A/「アンバサダー」とは? 第9回をお届けします。

 AMN社員インタビュー \ラボQ&A/とは?
 

 入社13年目の私が「アンバサダーマーケティング」について社内外から聞かれ続けてきた質問や他の誰かに聞いてみたいことを質問していくインタビュー企画。登場するメンバーの選出は、インタビュイーからの紹介バトン方式です。

これまでの様子については、ぜひマガジンからご覧ください!

 現在進行形の質問は、「アンバサダーとは?」。
今回も、張り切ってインタビューしてきました~♪


第9回はユーザーコミュニケーション部 山口明日香さん

 今回登場するのは、山口 明日香やまぐち あすかさん。
ユーザーコミュニケーション部(通称:UC部)のメンバーです。 

山口さんは、ざっくり、こんな方。 

AMN入社: 2017年5月

主な業務: ユーザー(事務局)対応、施策スケジュール・フォーム作成・メルマガ配信、新人レクチャーなど。

マイアンバサダー※: コスプレ写真
写真を通じて自分の好きな世界を表現することに夢中になっている。

 大事にしていること:「遊びこそ、全力で」。
仕事/職業とは完全に切り離して、全力で遊ぶ。そうすることで学ぶこと、身につくこと、人とのつながりがひろがっていくことを実感している。

 ※「マイアンバサダー」というのはAMNの社内用語/造語で、社員一人一人がアンバサダーを自負する、興味・関心・愛情を注ぐ対象のこと

 「好きなものがいっぱいありすぎて、体が足りないんですぅ~!!」と楽しそうに語ってくれた山口さん。 

マイアンバサダーの「コスプレ写真」について聞いてみると、
「着ること・交流すること・撮影すること・作品を公開すること・作品について話すこと、と取組むべきことは1つじゃないんです!どれも欠かせない、大切な工程です!」
「人を集めるためにはどうしたらいいかを考えたり、そのために勉強をしたり…とにかく人とのつながりが大切なんです!」
等々、熱量高めに答えてくれました。

山口さんにとってのアンバサダーは「好きなように、自分の好きなことを叫んでいる人」

 

※このインタビューはオンラインで実施しました
(以下 山口さん=Y、村井=M)

 M:おつかれさまです。元気そうですね~。早速、質問をはじめますね。

AMNでは、“企業やブランドとつながり、自発的にクチコミや推奨をしてくれる熱量高いファン”のことを「アンバサダー」と定義していますが、山口さんは「アンバサダー」はどんな人のことだと思いますか? 

Y:好きなように、自分の好きなことを叫んでいる人ですね。
私の周りには、(何かを)みんなに好きになってもらおうとしてしゃべっている人しかいないんです。
これが良いから、私が好きだから…あなたも好きだと思うよ!という人ばかりです。なので、そういう人です。 

M:山口さんもそういう感じ、ですよね? 

Y:はい。めちゃめちゃ言いますね。
「私と趣味が合うなら、(あなたも)好きなはず…!」とか。
私は趣味が偏り過ぎているので、自分と趣味が合う人としか一緒にいないんです。 

M:趣味が違う人とか、違うコミュニティの人には(これが良いから、私も好きだから…等は)言わないんですか? 

Y:全然言いません!
でも、最近は初対面でも「あれ?この人はたぶんこっち側?」という嗅覚が働くようになってきていて、最近は同じ匂いがすると思った中途入社のTさんにはいっぱい話しかけたりしてしまいました。(Tさんもやはり思った通りでしたが)勘が当たるようになってきました。

M:なるほど(笑)。
そういえば、山口さんもそうですが、自分の好きなことを語っている人って、息が長いですよね。ずーっと推していますよね。

 Y:私たちは、言い続けることの大切さを知っているんです! 

M:どういうことですか? 

Y:はい。「これが好き」と半年間言い続けていたら、周りの人は半年間聞いていることになるわけです。
例えば、“鬼滅の刃”が好きだと言い続けていると、TVや街で“鬼滅の刃”という言葉が入ってきた時に、相手は「おっ」と思うわけですよ。
そして、「この前、鬼滅の何とかを見掛けたんだけど、あれって何?」と(質問が)始まった時に、私たちは「よっしゃ!」となるんです!

そうしたら、そこで「漫画を貸そう」「一緒に映画に行こう」「こういう話をしよう」と言って、それがきっかけになってどんどん仲良くなっていくことができるんです! 

M:すごい!最初にキーワードを発信しておいて、相手のタイミングに合わせる気遣いもすごいですね~。 

Y:どのレベルから話そうと考えますし、「(漫画なら)今どこまで読んだ?」とかも聞きます。 

逆に私が何かを知りたくなった時は、それについて語っている人に話しかけます。Twitterで「これ面白い!」とツイートすると、それを好きな人が話しかけてきてくれたりもします。
それがしばらく話をしていない人でも、そこからまた話がひろがって、仲良くなって、一緒に出掛けたりする感じです。

 M:そうやって、自分の“好き”を深めたり、“好き”の輪をひろげたりするんですね。

話を聞いていて思ったのですが、山口さんの場合は「自分の好きなものが世の中に知られていくこと」も好きだけれど、「自分と趣味があったり、好きなものが同じ人とつながること」も好きなんですよね?

 Y:そうです。つながりたいっ(音量↑)!

M:あはは…(笑)。どうして、そんなにつながりたいと思うんですか? 

Y:つながることで、できることが増えます(音量↑)!
例えば、毎週更新される漫画のようなものだと、叫び口が欲しいんですが、それができる。コスプレする人なら、一緒に撮影しに行けます!

 M:仲間が増えることで、世界が拡がるんですね!
「好きなように、自分の好きなことを叫んでいる人がアンバサダー」で、その叫びを共有・共感するのが楽しいから、新たな仲間を見つけて一緒に叫びにいく…という感じでしょうか。

 Y:そうです、その通りです! 

M:ちなみに、山口さん自身が仲間から影響を受けたエピソードがあれば教えて下さい。 

Y:6~7年前に「コスプレイヤーを撮影するカメラ女子会」に誘われて行きました。
カメラの趣味は男性が多いので、女性は少なかったのですが、この時に参加者全員とTwitterでつながって、好きな写真を撮影するカメラマンの話とか、作品をRTしあったりしていく中で、作品をこうやって撮るのもありなんだというのを教えてもらいました。 

不思議な話なんですけど、男性と女性が撮る写真では全然違うんです。
「全然違う」ということを知るきっかけになったイベントでしたし、「こういう撮り方をしていいんだ」と発見がありました。

 コスプレイヤーは女性が多いので(その時の発見に)共感してもらえる感じもあり、自分の写真の撮り方について、このまま進んでも良いんだという安心ももらいました。 

しかも、私が撮った写真はポートフォリオにして公開しつづけているのですが、それを見て「(作品が)好きだから自分も撮ってほしい」という人がどんどん周りに増えてきたんです!
今、やっとここまで来ることができた、と感じています。

 M:良かったですね! 

Y:いやぁー…長かったです。
今後はもっとやりたいことができる、と思っています!

 M:やっとここまで来ることができた、と言える位に前進しているって素晴らしいですよね。やっぱり、山口さんが「遊びこそ、全力で」と作品を撮り続けた結果ですね。 

Y:これは、(コスプレ写真の撮影をはじめた)最初からなんですが、(自分が思い描く)世界を創れれば(撮る側・撮られる側のどちらでも)良いと思っていました。

今もずっとコスプレはしていますが、自分が着る時は撮影してくれる人との相性や撮り方によって、私が行きたい向こう側に連れて行ってくれるかどうかが大きいんです。

その世界の実現が難しいなと思って撮る側に回ってみたら、そっちがめちゃめちゃハマったという感じがあります。 

M:わっ、今、私、鳥肌が! (多分、感動したんだと思います)

Y&M:笑 

Y:写真にも旬と言うか流行があるんですけど、自分はそれほど撮影の仕方を変えていないものの、時代が追いついたのか、私の撮り方が好かれるようになってきました。 

「コスプレ写真」というと、カメラ目線でバーン!という感じの明るいものが流行していたのですが、背景と一体化しているとか、ジブリの世界の中にいるような美しい背景とそこに溶け込んでいる人とか、その世界感を表現した写真が流行してきて。 

「雰囲気写真※」と言われているもので、私はこの言葉が出る十何年も前からずーっとこれをやってきていたので、ようやくこっちが流行ってきたなっていう感じがしています! 

※上記サイトのTOPにあるような、【背景+モデルで世界をつくる】のが「雰囲気写真」とのことです。

2022年10月現在

 M:仲間の影響を受けながら、長く続けてきたことで、自分のやりやいことに近づいてきたんですね。素敵ですね!
最後に、何か他に話したいことや(このラボnoteを読んでくれている方に)伝えたいことはありますか? 

Y:はい。私、実は企業の公認アンバサダーになったことがあるんです。同僚のMさんに教えてもらった某ホテルのアンバサダーで、(Twitterアカウントで)応募してみたら選ばれてしまいました! 

一部のフロアのアニメジャック(宿泊プラン)をひろめる企画で、一般公開前に全部屋見学→宿泊→コラボドリンクやノベルティもいただいて、とても豪華な待遇でした。

実際、予約も抽選で決めるような大人気のものになったのですが、アンバサダーの活動は私が好きな作品かどうかは関係なく紹介を求められるもので…。
普段は「あれが好き、これが好き」という話をしているのに、この時はどうしても自分の中で「あれが好き、これが好き」が出てこなくて。

やっぱり、好き勝手に叫んでいる方が自分は力を発揮できるんだな、と感じる良い経験になりました。 

M:人に紹介するのって、本当に好きなものでないと難しいですよね。 

Y:全然熱が入りませんでした…。
ただ、やはり(アンバサダーに)選んでいただいたり、宿泊体験などをさせていただいたり、ホテルへのご恩は感じていたので「この作品好きです」という人がいたら情報を伝えたり、その写真をあげたりはしていました。 

M:多分、山口さんは「(私たちAMNが考える)アンバサダー」というより「(アニメ関連のコミュニティの中での)インフルエンサー」として認識されて選ばれたのかもしれませんね。 

Y:おそらく、他のインフルエンサーの皆様と同じように思われていたのかもしれません。 

M:本当に好きでないと、アンバサダーの役割を果たすのって厳しいってことですね…。 

Y&M:(頷)
 

感想雑記
 

今回は、UC部の山口さんにお話を聞きました。
自分の “好き”なものが沢山あるだけではなく、その“好き”を通じてどんどん人とつながって仲間になっていきたいという山口さんに圧倒され続けた約1時間。 

文字起こしをしていて、文末に「!」をつけたところは、会話・語尾の勢いを感じた発言なのですが、今読み返してみたところ、山口さんの発言の大半に「!」が付いていて、一人で思い出し笑いをしてしまいました。 

自分の好きなものを、好きということ。
好きなものが同じ人と一緒に、好きと言うこと。叫ぶこと。

 “好き”がつなぐ人との縁や仲間づくりって、良いですよね~♪
山口さん、楽しい気持ちにさせてくれて、ありがとうございました!

 最後までお読みいただきありがとうございます。
次回も、どうぞお楽しみに! 

すべてのブランドに、アンバサダーを。

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