\~思わず、誰かに語ってしまいたくなるものを持っている人~ラボQ&A/「アンバサダー」とは?(第4回 安達さん)
こんにちは、村井です。
\ラボQ&A/「アンバサダー」とは? 第4回をお届けします。
AMN社員インタビュー \ラボQ&A/とは?
入社13年目の私が「アンバサダーマーケティング」について社内外から聞かれ続けてきた質問や他の誰かに聞いてみたいことを質問していくインタビュー企画です。
登場するメンバー選出は私の判断ではなく、インタビュイーからの紹介バトン方式で決めていますので、あしからず…。
企画実施に至った経緯+前回までの様子については以下をご参照ください。
▼\ラボQ&A/初回(吉田さん)
▼マガジン(過去記事一覧となります♪)
現在進行形の質問は、「アンバサダーとは?」。
前回の中野さんからの紹介バトンをつなぎます。
第4回は HAIRSTUDY(ヘアスタディ)安達さん
今回登場するのは、安達(あだち)さん。前回登場した中野さんと同じく、AMNの子会社であるHAIRSTUDY株式会社のメンバーです。
安達さんは、ざっくり、こんな方。
群馬好きの安達さん。
「時間があったら何をしたいですか?」と尋ねると、即答で
「群馬県でワーケーションしてみたいです!」と返してくれました。
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安達さんにとってのアンバサダーは「思わず、誰かに語ってしまいたくなるものを持っている人」
※このインタビューはオンラインで実施しました
(以下 安達さん=A、村井=M)
M:お久しぶりです。今日はよろしくお願いします!
A:こちらこそ、よろしくお願いします。
M:早速ですが、安達さんにとっての「アンバサダーとは?」を聞かせていただけますか。
A:はい。まず私が「アンバサダー」の原点だと思っているのが幼少期や学生時代によくあった「ねぇ、ねぇ、聞いて~」「これ、良かったよ~」ということです。
自分が誰かに言いたくて仕方ないとか、すすめたくて仕方がない。そういう感情を持っていることが、アンバサダーの基本かなと。
M:思わず、語ってしまうというような感じでしょうか?
A:そうですね。思わず、誰かに語ってしまいたくなるものを持っている人がアンバサダーだと考えています。
M:実際に「アンバサダー」の方々にお会いすると、そういう方がほとんどですよね。
安達さんの身近にそういう人はいますか? 誰か思い浮かびますか?
A:ええ。群馬に行って温泉に入っていると、面白いことに奥様方に結構突然に話しかけられるんですよね。
「ここに行くと良いわよ」「あそこも良いわよ」って。
そういう方々ですかね。
M:安達さんにとっては、初対面の方でも「アンバサダー」になりうるってことですよね。
A:ええ。知り合いではなくても、同じ興味を抱いていて、同じ場所にいて、だから会話が弾む。
それがきっかけで、(会話をした相手が)アンバサダーになるってことはあると思います。もちろん、友人同士でもあると思いますけれど。
M:実際に、そんなふうにして、安達さんが群馬で出会った方々との会話から影響を受けた経験はありますか。どこかに行ったとか。
A:ありますね。
例えば、東屋で休憩している時に、後から地元の方が3人で入ってきて、私に「焼きまんじゅう」をお裾分けしてくれたんです。
それがとても美味しくて、売っているお店を教えていただいて、すぐに買いに行きました!
M:それも、突然話しかけられたのですか?
A:ええ。突然です。
パックに大量の「焼きまんじゅう」をもっていらして、そこから1つ取り出して楊枝に刺してくれて、「これ、少ないですけど、どうぞ。」と。
私も突然のことでびっくりしたんですけれど、「焼きまんじゅう」が大好きなので恐縮しながらいただいて、
「美味しいですね!どこのですか?」
と聞いたら、お店への行き方を詳細に教えてくれました。
M:お店の方ではないのですよね?
A:そうだと思います。
その「焼きまんじゅう」が気に入って、ご自分でパックが一杯になる位に大量に購入されたのだと思います。
M:きっと、群馬好きの匂いを発している安達さんを見掛けて、思わずお裾分けしちゃったんですね!
A:群馬名物の「焼きまんじゅう」って、とっても美味しいんです。
白いおまんじゅうの皮の部分に、甘いタレをかけて焼いている。
私好みで、本当に美味しいんですよ!!
M:私知らないのですが…
それは、みたらし団子とか五平餅みたいな感じでしょうか?
A:そうですね。
そういう甘い感じの味噌ダレがふわっふわのおまんじゅうの皮にかかって焼かれています。中にあんこが入っているのもありますよ。
M:串に刺さっていますか? 串刺し系好きです(笑)!
A:はい。刺さっています。4つ刺さっているのが多い気がします。
村井さんに会うことができたら買ってきてあげたいですけどね~。
M:なんだか催促しているみたいになってスミマセン。串系和菓子情報をいただきました(笑)。
話を戻しまして…
今度は逆に、安達さん自身が誰かの「アンバサダー」になるような体験をしたことがあれば教えて下さい。
A:群馬でおすすめの「温泉」について聞かれたりはしますね。
あとは、県内で「自転車で走れるコース」はないかと聞かれてお答えしたりもしました。
ご要望があれば、私が知る範囲で群馬についておすすめしたいと考えています!
M:やはり、群馬なんですね!
A&M:(笑)
M:群馬の話ではないのですが…
実は私、安達さんが防災グッズについてFacebookで投稿しているのを見て影響を受けまして、電池式のLEDランタンとか、水を入れるだけで食べることができるお米なんかを探して揃えました。あと、携帯トイレも買いました!
A:ありがとうございます。
私、防災に詳しくはないのですが、震災の「遺構(いこう)」を見に行ったことがあるんです。
確か、2019年の5月の10連休の時に、普段いけないところに行こうと思って福島から岩手の方までずっと見て回りました。
そこで、すごく衝撃を受けました。
ここまで津波が上がってくるのか、とか。
その場所に行かなければわからないものを感じました。
人生観が変わる位、心にずしっと来るものがあったんですよね。
もともと防災に関心はあったのですが、そこからより真剣に考えるようになりました。
まずは、防災用品を揃える。
とりあえず、自分一人だけでもやれる範囲で所持する。
例えば、私が(太陽光のスマートフォン用)充電パネルを持っていれば、いざという時に他の人にも使ってもらえるかもしれないし、とか。
M:なるほど、それで安達さんはあんなにしっかりと備えをしていたんですね。
私は自分の病気のこともあって、生命に対する危機として「震災」等の外的要因まで考える余裕が持てない時期だったのですが、安達さんの投稿を何度か見ているうちに、「ああ、私もやらなきゃ」って強く感じました。
A:それ、嬉しいです。
そういう人がいてくれたのが嬉しいです。
でもただ、あまりおしつけがましく言うことでもないかな…と思っていたので、「みんなで備えましょう!」といった形ではなくて、「私はこうしています」ということだけを伝えていました。
震災の当事者ではなく、偉そうなことを言う立場でもない。
ただ、私が話すことで「やろう!」と思ってくれる人がいたらいいなと密かに思っていたら…村井さんがそうだったので、すごく嬉しいです!
M:ああいう物って、探すのに時間もお金もかかりますし、何がどこまで必要なのかが良くわからないじゃないですか。
A:そもそも、どれもすぐに使うものでもないですしね。
M:そうです、そうです!
でも、安達さんが持っているモノを小出しに見せてくれたことで、
「ああこういうのが必要なのか」「今度はこれを探してみよう」という意識に自然となりました。
A:良かったです。
M:こうして、意識せずとも、みんな誰かの「アンバサダー」になっていますよね。みんな、どこかで影響しあって生きている!
ただ、そういえば、確か防災グッズの時の安達さんは、積極的なおすすめという雰囲気ではなかったですよね。
A:ええ。
「アンバサダー」と言うと、なんだか明るいイメージがあるじゃないですか。防災や備蓄は前向きなことではありますが、あまり明るいハッピーな感じの話でもないので、自分が誰かの「アンバサダー」になっているなんて意識していませんでした。
でも、結果的にそうなっていたのであれば、嬉しいです。
M:私も、今日安達さんに伝える事ができて嬉しいです。
安達さんが言うように、‟「アンバサダー」が語ることは明るくてハッピーなことである(べき)“というイメージというか固定観念のようなものがあるような気はしますよね。
ただ、私がそうだったように、こういった話は、何かの折に触れて継続して伝えてもらった方が心に響くというか態度変容につながると思うんです。
今後、安達さんには「群馬県」推しに加えて、「防災アンバサダー」の道を是非たどっていただきたいです!
A:ありがとうございます。
M:最後に、何か伝えたいことや言い足りないことはありますか?
A:今はもう終了してしまっていますが、私「ぐんまちゃんパスポート」の3つのステージを全クリアして、感謝状をいただいたんですよ!
今日はもう、これをお伝えできれば私は本望です!
M:安達さんの群馬愛がすごい…(笑)。
どうもありがとうございました!
感想雑記
今回は、HAIRSTUDYの安達さんにお話をお聞きしました。
自分が良いと思ったモノ・コトを強くおすすめする、熱く語る。
「アンバサダー」というと、そういった積極的で熱狂的なファンofファンが想起されがちですが、何かを”好き“という気持ちの出し方は人それぞれですよね。
脊髄反射的に?何かのタイミングでぐっと気持ちが盛り上がって強く、熱く語る人もいれば、少しずつ長い時間をかけて淡々と語り続ける人もいる。
そこには、声が大きい人もいれば、小さい人もいる。
どちらが良い・悪いではなく、どちらも熱量が高いが故に「思わず、誰かに語ってしまう」という点は同じなのではないでしょうか。
安達さんの「群馬県愛」と「防災に対する想い」を受け取りながら、そんなふうに考えていました。安達さん、ありがとうございました!
そして最後に。
このインタビューを終えた後、3月16日(水)深夜に東北地方を中心に大きな地震がありました。
ニュース等では、お亡くなりになられた方もいたと聞いています。
被害に合われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
私が暮らす東京都でも強い揺れが感じられました。
大規模な停電が発生し、LEDランタンの灯で過ごす経験をしました。
節電・募金・応援消費・備蓄等々…自分なりにできることをしていきたいと思います。
それでは、今日はこの辺で。
次回も、お楽しみに!!
【追記】
安達さんは2022年9月よりアジャイルメディア・ネットワーク株式会社で勤務しています。