デルアンバサダーの2周年とこれから。
アジャイルメディア・ネットワーク吉田です。
noteを更新し始めて少し経ちましたが、
本日は記念すべき”アンバサダーラボ”らしい記事をご紹介させて頂ければと思います。
第1弾は デルアンバサダー〜2周年サンクスパーティー〜です。
3月1日、デルアンバサダーの2周年サンクスパーティーがグランドハイアット東京で開催され、そちらにお邪魔してきました。
デルアンバサダープログラムが始まって、2周年そして3年目へ突入し、会員数も8000名を越え大規模なプログラムとなっています。
3年目へ、と聞くとアンバサダープログラムとして考えると”長い”と感じられるかもしれません。そこにはどのような思いがあり、これからデルアンバサダーはどう変化していくのでしょうか?
その答えを示されているような、素敵なサンクスパーティーでした。
デル コンシューマー&ビジネス マーケティング統括本部 部長であり、デルアンバサダーの主催をしている横塚さんからの挨拶でパーティーは幕を挙げました。
「軌道にのるまで何度もやめよう、と思った」
そこで横塚さんから語られたのは、本当はアンバサダープログラムを実施するつもりはなかった、という発言でした。
仕事も、買い物も全て即決する私が、最初に"アンバサダー"を知った時、ウチではやらない、そう決めていた。
横塚さんは、2015年に”アンバサダー”を知り1時間話を聞いて得た決断は「実施しない」ということだった。とお話されていました。そこから考えると2016年の12月のアンバサダーの第1回座談会になるまで相当な覚悟と葛藤を抱えていらっしゃったようです。
軌道にのるまで、デルアンバサダーを何度もやめようと思っていた。
けれど、2016年の一番最初の座談会が終わってからアンバサダーの人がデルのことについて投稿してくれた。その時の投稿を見た時に覚悟ができた。
この一回目の座談会にお越し頂いていた方も何名かこのサンクスパーティーにいらっしゃっている。
落ち込む時、自分のやっていることがあっているのか、と不安になる時もある。そんな時は #デルアンバサダー で検索をしていると今まで自分のやってきたことは無駄じゃなかったんだ思うことができる。
本当に有難うございます。
”軌道にのるまで”とおっしゃっていましたが、デルアンバサダーを始めてからの半年はずっと会員数は100人前後で推移されていたそうです。そこから今の8000人超えになるまでには社内での尽力もあったと思います。
アンバサダーにも感謝をしているが、デルの社員にも、関係してくれているエージェンシーにも感謝をしている。
今回のサンクスパーティーは社員が35名、200名に対して35名の人がきてくれている。金曜の夜に、一人も欠けることなく。デートがあった人もきてくれて・・・笑
最初は1人でやっていた。孤独感を感じていた。けれど、今助けてもらえるし、聞いてくれるメンバーがいるので怖いものはない。
本当に有難うございます。
何度も感謝の気持ちを述べていらっしゃった姿が印象的でした。
こういったイベントは普通は、商品をディスプレイし、主催者がメインであり、軽食を頂いて・・・ここまででも充分豪華なイベントですが、デルさんはここからがまた少し違うポイントがあります。
なんと、デルアンバサダーによるデルアンバサダーのプレゼンです。
つまり、選ばれた数名のデルアンバサダーの4名の方に、デルアンバサダーの活動について、デルの製品のここが好き、というプレゼンタイムです。
これはなかなか出来ない技だと思います。
アンバサダーで登壇されていた方をピックアップをしてご紹介させていただきます。
まずは、星影さんが登場されました。デルアンバサダーの第1回目の座談会にも参加されています。
デルアンバサダーとしての活動だけではなく、デルから出ているALIENWAREアンバサダーも兼任されているということで、そちらへの愛もお持ちでした。10年前にも使用していたデルの製品と今のPCを比較して時とともに変化したPCを「すごい」と伝えてくださいました。
お次に紹介するのは、デジタルザッカーさん
デルアンバサダーになったきっかけは、たまたま流れてきたハッシュタグで、ぜひ自分もやってみたい!と思い参加を決意されたとのことです。
こういった新規の方を呼び込むためにも#は必要ですね。
プレゼンの中では、モニターだけでなく、座談会でのデル社員の方の人柄がフレンドリーでそこにも惹かれたとおっしゃっていました。
製品以外にも社員の方々への好感が持てたというのは、オフラインでの交流ならではですね。
他にも、ネコガジェットさん
日曜アーティストのTOMOAKIさんが登壇されていました。
そしてTOMOAKIさんは↓のようなブログもかかれています。
アンバサダー同士で集まりそしてアンバサダーについて語る、という時間を過ごされたようで、これはぜひとも伺ってみたいです。
デルアンバサダーの皆さんの驚くことに、皆さんの最後の一言が
一緒にデルアンバサダーを盛り上げていきたいです。
締めの言葉として当たり前、と捉えれれてしまえばそうなのかもしれませんが、他の参加者の方々のSNSを見てもデルアンバサダーとして盛り上げていこう、という一文を多くみました。みなさんの熱量が言葉に変換されているように思えます。
デルアンバサダーの方々のプレゼンが終わり、デル ビジネス&コンシューマー営業部統括本部 マーチャンダイジングコンサルタント 合田さんが登場されました。合田さんもアンバサダーの熱量に負けず、会場にあるデル製品の紹介をされていました。
そこからは、デルアンバサダーの中にミュージシャンの橘 哲夫さんによる歌唱でしたり、デルにまつわるクイズ大会、第7、8回のモニター優秀作品を発表したり、とアンバサダーと社員とで盛り上がるパーティーになっていました。
最後の挨拶では横塚さんより2点発表がありました。
・アンバサダーの皆様に感謝の気持ちを込めて、特別価格での製品の販売を開始する
・今回のパーティーに至るまでのバックヤードをレポートにしてくれるデルアンバサダーの募集(もちろんデルの会社へ訪問なども検討中)
こちらの2点、デルアンバサダーならば誰でも喜べる募集です。
会場は座談会からのお決まりの集合写真を撮影して、賑やかに解散となりました。
さて、ここまでイベントのレポートをしてきましたがいかがでしたでしょうか?
デルアンバサダーは先述した通り2年続いています。だからなのでしょうか?私が会場に足を運んだ時に多くの場所で
「あ!久しぶり!元気だった?」
というアンバサダー同士の会話や
「あ!リュウさん久しぶりだね!」
というアンバサダーとデルの社員の方との会話でした。
こういった会話が会場の中で聞こえてきたのが驚きでした。
その会話のあとは最近購入したガジェットの話や、前の座談会の話へ発展されていくのを聞くと、熱量を感じます。
デルアンバサダーは、モニターを実施→座談会を開催というのがセットになっています。
そこではデルの製品を好きになってもらう、それにプラスで社員の方もデルの製品が好きなアンバサダーも好きになってもらうそういった場なのかもしれません。
そしてこのパーティーは、拡散のためだけではなく、感謝を伝えられている我々が目指すべき理想的なパーティーのように思いました。
もちろん、これだけ聞くと
「デルはファンミーティングをしているだけ」
と感じさせてしまいそうですが、そこは横塚氏が論理的にマーケティングのサイクルを廻されています。ここからはアンバサダーサミット2019で横塚氏が話されていた内容を一部分ですがお伝えします。
まず、今までコンバージョン施策に過剰投資を発見し、マーケティングの予算を振り分ける際に
⑴コンバージョン施策 ⑵ブランディング ⑶エンゲージメント
こちら3つの柱で分けて考え、ブランディングはマス広告であるCMなど、エンゲージメントはデルアンバサダーを具体的に実施し、サイクルを回している。
その結果ROIが次第に向上し、購入意欲も上昇する結果となった。
デルアンバサダーのメンバーが増えるに連れて、口コミの数も増加している。量より質だとは常々思うが、こういう数字を管理することは必要だと感じている。
アンバサダーの書いた記事は自社のFacebookサイトでシェアしたり、ネットの広告として2次利用をしたり活用している。これによってフォロワーだけではなく、多くの人に見てもらうことが可能になった。
リーチを考えるとアンバサダーは小さい数、マスと一緒に考えてはいけない。深さを追求すべきだと思う。
アンバサダーをアンバサダーとしてだけ考えるのではなく、会社全体のマーケティングの施策の一部にどう組み合わせていくのか?がマーケティングの戦略として考えていく必要を感じている。
最後にアンバサダープログラムを実施する際に必要なことをまとめていらして、そちらの中から2点お伝えします。
1、アンバサダーを実施するのは貴社
2、社内での協力をあおる
しびれるようなコメントですが、本当にそう思います。
結局、我々AMNがお手伝いできることはあるかもしれませんがアンバサダーにも社員の先導力は伝わるものです。これは信頼感にも繋がっていきます。
個人的に横塚さんはいろいろなマーケターの記事を読み、プロフェッショナルな方だな、と思っていたのですが、本当そのままの方ですよね。
朝4時に起きてネットで英会話を毎日続けて、子どものご飯も作られていらっしゃるようで胆力がすごいです。
アンバサダーの方でも横塚さんのファンの方が多くいらっしゃるので、社員がまずはアンバサダーになるというのを体現されていらっしゃいます。
さて、今回は具体的な案件をもとにアンバサダーについて書かせて頂きました。
アンバサダーとはファンです、
製品を作った後に自然とできる価値でもあります。まだまだ知られていない状況ですが、これからも地道に活動していきます。
それでは記念すべき第1回目のアンバサダーラボらしい記事でした。
こちら引き続きいいペースで更新できますように。願いと気持ちを込めて・・・。
それではです。